【 誤りがち 】「福利厚生」と「身に付く専門性」どちらが重要か
こんにちは。
現役の採用担当です。
今回のテーマは、
「福利厚生」と「身に付く専門性」どちらが重要か です。
会社選びって、何を重視すべきか迷いますよね。
そんな迷いが多い会社の選び方に関し、「福利厚生」と「身に付く専門性」を比較していきたいと思います。
3分ほどの内容ですので、企業選びに不安がある方はぜひ。
それでは早速本題です。
前置きですが、直近の2019~2020年卒の学生の皆さんと接した印象としては、
「身に付く専門性」より「福利厚生」を重視していた気がします。
ただ、実際問題、どちらを重視すべきなのでしょうか?
結論:「身に付く専門性」を重視すべき
「でしょうね」というツッコミも聞こえそうな、予想通りの内容かも知れませんが、
理由を解説していきます。
理由は、
"キャリアはコントロールできるが、福利厚生はコントロールできない" ためです。
将来は誰にも予測できませんし、コントロールできません。
特に、変化が多い現代では、10年先ですらどうなるかわかりません。
10年後と言えば、今就活をしている方はおそらく30代前半。
人によっては、結婚や出産、ご両親の介護など、ライフステージの変化もあるかも知れません。
人生の責任が増す時期です。
"ライフステージの変化によって、価値観は変わる"
当たり前ですが、ライフステージの変化によって価値観は変わります。
就職する時点ではほとんどの方が独り身で、守るべき家族もいない状態ですが、
家族ができたら「収入面」「働き方」など、きっと重視する点は変わりますよね。
つまり、"入社時点での福利厚生" が
"その先ずっと魅力的な福利厚生" とは限りません。
むしろ、魅力的でなくなる場合が多いはず。
ただ、福利厚生は会社の制度ですので、自分ではコントロールできません。
変更を望む場合の選択肢は、基本的には転職のみです。
転職の際に重視されるのは、"即戦力になれること"
つまり、経験と専門性です。
そう考えると、身軽な新卒での就職時点では「身に付く専門性」を重視。
そして、コツコツ専門性を育みながら、ライフステージの変化による価値観の変化が起きた際に、"自由に働く環境を選べる" 方が、幸せになれそうですよね。
ちなみに。
今回の内容は、こちらの本を参考にしています。
社会人向けの内容ですが、就活生にもおすすめの本。
社会人視点、転職視点を就活中から持っていたら最強ですね。
向かうところ敵なしです。
このまま今の会社にいていのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
最後までご覧いただきありがとうございます。
今後も日頃の採用活動でよくある質問を取り上げていきますが、
もし聞きたいことがあればこちらからお願いします。